普段使う食用油について

  こちらもご覧くださいアトピー性皮膚炎、アレルギー対策について


マーガリンショートニングといった人工油脂は厳禁です。

 これらは、パンや様々な加工品には多く使われていますから、気をつけた方が良いと思います。



コレステロール(さらに詳細はこちらをどうぞ。

 コレステロールには、LDL、HDLという種類がありますが、勝手に悪玉、善玉に分けてしまってますが、両方とも必要なコレステロールなのです。体に必要なコレステロールの内で食品から摂取できるのは、およそ通常平均で1/5程でしかなく残りの不足分は肝臓で合成されているのが現状のようです。血管の中を流れているコレステロールはリポタンパクという包みに大切にくるまれて流れています。ですが、活性酸素という暴走族と出会うと、リポタンパクは酸化され破れてしまい、コレステロールも血管中にばらまかれます。そうなるとこんどは、マクロファージが掃除にやってくるのですが、散乱しているコレステロール数が多いと、動員されたマクロファージだけでは足りず、助っ人して、血管壁にある平滑筋細胞が働きだします。

 満腹となったマクロファージや平滑筋細胞は血管壁にへばりつき、アテローム(粥状隆起)ができてしまいます。これが、高血圧や、はがれて流れていくと、網細血管につまり、脳梗塞などの原因となります。

 コレステロールは細胞膜の重要な原料であり、悪玉と言われるLDLは肝臓で合成されたりしたものが、細胞へ向かうときの姿で、多くのコレステロールをリポタンパクの包みにもっています。善玉と言われるHDLは細胞膜形成で余ったコレステロールをリポタンパクの包みにもっていますが、レシチンも多く包まれています。HDLは肝臓へ向かい、レシチンのおかげで胆汁となって排出されます。HDLは回収されたコレステロールをLDLに戻す作用もあるようです。

 ですから、コレステロール値が高いという時には、まず活性酸素対策が最重要課題で、また余分なコレステロールが効率よく排出されるようにレシチンを多く摂取しなければならない、ということになります。、食物繊維も余分な脂質の排出に有効です。



・オメガ-6系脂肪酸とオメガ-3系脂肪酸は、1:1(文献により4:1)の摂取でなければならないようですが、現在はオメガ-6系のほうがはるかに多く摂取されているようで、このためアレルギー患者などが増加しているとも考えられるようです。

 脂質を多く摂取するときは、できるだけ多くのビタミンCやビタミンE400IU程度を摂取し、体内で生成される過酸化脂質を予防することが重要です。



飽和脂肪酸

 獣肉の脂質に多く、パルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、乳製品の多い、酪酸、ヤシ油のラウリン酸などです。

 中性脂肪やコレステロール値を上昇させます。人間より体温の高い動物の脂質は体内で凝固しやすくなるため血液の粘土を低下させます。

 沖縄では豚肉が多く食べられますが、長時間煮出して、脂肪分を取り除いた蛋白質がほとんどですので、体には良いようです。



オレイン酸(オメガ-9系脂肪酸)

 心臓疾患予防には、オリーブ油やキャノーラ油を使い、オレイン酸を多くとるといいようです。酸化しずらいため、加熱して使用する油はオリーブ油が最高です。

 コレステロール低下、胃酸分泌、腸の運動を高めるなどの効果があるようです。

 普段の加熱する料理にはこれしかないでしょう。



リノール酸(オメガ-6系脂肪酸)

 紅花油や大豆油などよく使う普通の油がこれ。

 体に必要ですが、過剰症が問題である。現代の食生活では明らかに過剰と考えられており、このためアレルギー疾患が増えているとも考えられます。非常に酸化されやすく、加熱調理に不向きです。また血小板が凝集しやすくする働きがあり、有効な働きよりこちらの方が問題視されるようになってきました。全く摂取しないわけにはいきませんから、必要以上の摂取しないように注意したいものです。

 容易に過酸化脂質となりやすく、ガン・成人病のもと、活性酸素の小包時限爆弾となります。オメガ-3脂肪酸と同じ量を捕るようにするといいようです。



アルファ・リノレン酸(オメガ-3系脂肪酸)

 体内でEPA、DHAを合成し、ガンやアレルギーの予防になるようです。

 しそ油、えごま油、あまに油、に多く含まれます。この他にほとんど無いのが残念です。これも、非常に酸化されやすく、加熱調理に不向きです。



ガンマ・リノレン酸(ビタミンF)

 体内でリノール酸から合成されます。

 血糖値、血圧、コレステロールを下げる効果があります。ブドウ糖から人工的に合成され、食品ドリンクやゼリー等に添加されてることもあります。

 母乳や限定された地域の月見草の種、などに含まれるようです。



アラキドン酸(ビタミンF)

 神経系、免疫系の機能調整、生体調整ホルモンの原料ですが、過剰症の方が心配です。肉や肉加工品には多く、捕りすぎた場合、動脈硬化、高血圧、アトピーなどのアレルギー疾患を引き起こします。



EPA(エイコサペンタエン酸、オメガ-3脂肪酸のなかま)

 国際的な呼び方はIPA

 魚の油に多く、血液をさらさらにします。このため、動脈硬化予防、心筋梗塞予防に硬化あるようです。

 血小板の凝集予防、血栓溶解、血管拡張、LDLをへらし、HDLを増やす、中性脂肪減少、抗ガン作用、アラキドン酸の作用抑制など良いことずくめです。

 血液がさらさらになるため、出血が止まりずらくなるようなこともあるようです。



DHA(ドコサヘキサエン酸、オメガ-3脂肪酸のなかま)

 EPAとほとんど同じですが、脳の神経細胞のニューロンの先端部分に含まれ、知能の発達には欠かすことができません。



ETA(エイコサテトラエノイック酸)

 LPI社「LYPRINEX」の主成分です。ニュージーランドの緑貝という貝に含まれるもので、EPAの200倍もの効果があるようです。このため、関節の動きや腫れなどに優れた効果が期待できます。LPI社の特許ですので他社からは入手できません。



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